[鉄道]鶴 通孝:「整備新幹線 紆余曲折の半世紀」

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 鶴 通孝さんの「整備新幹線 紆余曲折の半世紀」(成美堂出版)を読了。

 先日読んだ「鉄道ジャーナル 2019年1月号」の特集記事をさらに膨らませた内容で、整備新幹線のこれまでの経緯と、5つの整備新幹線の現状について紹介し、また最後には整備新幹線ではないが、JR東海が建設しているリニア新幹線についても触れている。著者は雑誌「鉄道ジャーナル」の副編集長を努めている方らしい。

 整備新幹線とは、現在では東北新幹線盛岡〜新青森間、北海道新幹線新青森〜札幌間、北陸新幹線高崎〜大阪間、九州新幹線博多〜鹿児島間、九州新幹線博多〜長崎間を指している。この形になったのは1970年代前半の田中角栄首相の時代だが、当時角栄さんは「日本列島改造論」を掲げて高速交通網を推し進めてきた。もともと新幹線は既存の路線では輸送量を捌ききれないために“新線”ということで建設されたわけだけど、東北、上越以降は地方を活性化するための手段となった。作成された「全国新幹線鉄道網」は、日本各地の主要都市を新幹線で結ぶという構想だったが、残念ながらオイルショックで高度成長経済は頭打ちになり、また国鉄は累積した赤字から脱却できずその結果、分割民営化となり新幹線計画はすべて凍結された。つまり“財源”がないのだから新幹線建設なんて無理ということになった。

 ところが凍結から少し時間がたったあと、新幹線建設は復活してくる。整備新幹線ではないが、JR東日本が建設した山形、秋田のミニ新幹線、また高速規格の在来線でのスーパー特急、技術的は頓挫してしまったが新幹線と在来線を乗り入れるフリーゲージトレインの導入、また建設するための財源の捻出、開業後の運営方法など、本書で詳細にふれていて面白い。

 現在、自分の田舎の北陸では金沢〜敦賀間の延伸工事が本格的になってきた。その様子は帰省するたびに建設現場の近くから確認してみようと思っている。もちろん開業後も問題があることは重々承知だが、子どものときから計画されていた新幹線が現実になることは素直に嬉しい。

・「鉄道ジャーナル 2019年1月号」(2018.12.29)

# by kei-u23 | 2019-01-18 11:23 | | Comments(0)

[α7III]SONY SEL24105G を入手


 α7III を購入してから、当然ながらレンズがほしくなった。(超)望遠、(超)広角単焦点、マクロなど、各カテゴリーの純正やサードパーティのレンズのスペックや価格を確認していたが、純正の「Gマスター」レンズになるとα7iii 並み、またはそれ以上の価格になるのでさすがに簡単に手が出せない・・。

 まずどのレンズを購入すべきか考えた結果、広角と望遠はCanonのEFマウントレンズをEマウントに変換するアダプターを使って当面はしのぐことにして、おそらく一番使うと思われる「SEL24105G」を購入することにした。初めての「Gレンズ」である。

 24mmから105mmをカバーする「SEL24105G」は人気のレンズらしく、量販店では品切れ、ソニーストアでも入荷後の出荷というステータスが昨年末までずっと続いていた。このまま昨年末内の入荷はないのかと思っていたら、クリスマスが過ぎたころに入荷。このタイミングを逃すとまたしばらく在庫がない状態になるかもしれないという焦りから、「SONY MCプロテクター 77mm VF-77MPAM」と合わせて買った。

 「SEL25105G」は663gでさすがにキットレンズに比べると重いが、これは仕方ないことだろう。レンズの重さと性能は比例する。レンズ本体にあるスイッチは「AF/MFの切り替え」「手ブレ補正」「フォーカスホールドボタン」の3つ。レンズフードとレンズケースが付属。

 さっそくα7III に取り付ける。旅行ではこれ一本あれば十分だろう。これからしばらくはα7III のデフォルトのレンズとして活躍してくれる。α7III で撮影するのが楽しくなった一方で、どうやら“Eマウント地獄(レンズ沼)”にはまってしまったようだ。
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# by kei-u23 | 2019-01-15 09:23 | カメラ | Comments(2)

[雑誌]「鉄道ファン 2019年2月号」

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 すっかり遅くなってしまったが「鉄道ファン 2019年 2 月号」(交友社)にざっと目を通した。

 表紙は特集でも取り上げている「東京メトロ 6000系」。よく見ると、6000系の片方のライトが涙を流しているような処理がなされている。

 6000系は営団時代から四半世紀に渡って千代田線を走ってきた。2018年10月で通常運転を終了、そのあと、約1か月は土休日限定で綾瀬〜霞が関間を1日1往復で特別運転をした。11月11日の最終日の運転では、大勢のファンが押しかけて収拾がつかなくなった様子がテレビで放送されていたけど、自分が乗車した10月下旬のころも綾瀬駅や霞が関駅ではファンが群がっていた。

 特集記事では6000系の“非対称”の先頭車デザイン解説から始まり、千代田線の開業、綾瀬延伸による常磐線との相互乗り入れ、代々木上原延伸による小田急線への乗り入れなどに合わせて改良されていった歴史を振り返っている。
アルミ製で非対称の先頭車のデザインをみると、今でもそんなに古さを感じない。デザインだけでなく、回生ブレーキとチョッパ制御方式の採用など、機能面でも意欲的に取り組んだ車両だったことがわかる。

 車両ガイドでは東京メトロの新形車両「丸ノ内線 2000系」が紹介されている。歴史の長い銀座線と丸ノ内線は東京メトロのなかでも別格という印象があるが、新しい車両では、省エネと安全性だけでなく(今では当然となった)快適性やバリアフリーの促進が意識されているようだ。新形車両は2018年度中に営業開始予定。

 いろいろな記事があるが、“鉄人会”による「鉄道鑑賞のススメ」はなかなか楽しい企画。今回の目的地は「箱根」である。記事のリードにも書かれてあったが、季節柄“箱根駅伝”を思い起こさせるように、鉄人会のメンバーがリレー方式で東京駅から箱根までをつないでいる。

 海外ネタでは香港と中国本土を結ぶ「広深港高速鉄道」の開業のニュース。中国の高速鉄道網の構築はすさまじい。日本では1970年代に全国の都市を新幹線を結ぶ構想が発表されたけど、財政難で半世紀たった今も計画からほど遠い(もっとも計画自体がなくなるかもしれない)。今回の開業で香港から上海や北京への直通列車も運行されているらしいし、香港から鉄道で中国各地をまわるという旅もなかなか魅力がありそうだ。

・「鉄道ファン 2019年1月号」(2018.12.8)


# by kei-u23 | 2019-01-13 09:23 | 雑誌 | Comments(0)

[鉄道模型]KATO Nゲージ・HOゲージ鉄道模型カタログ2019

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 ほぼ毎年購入しているKATOの(有償)カタログ本。発売中の車両だけになく、2019年に販売予定になっている商品についても情報を掲載している。熱心なKATOファン、マニアの方であれば、前年度のカタログと比較してカタログ落ちしているモデルがすぐにわかるかもしれない。

 昨年、2018年版は「E001形 TRAIN SUITE 四季島 10両セット」が表紙を飾ったが、2019年版は先月発売になった「クルーズトレイン「ななつ星in九州」 8両セット」が表紙の下半分に載っている。カタログ本なので、雑誌のような“特集”を前面に出す必要はないと思うけど、2年続けて“スペシャルトレイン”を商品化して販売しているのだから、もう少し派手に露出してもいいのかなと思ったりした。なお、スペシャルトレインで残っているのは、JR西日本の「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」である。商品化は TOMIX に先を越されてしまったが、いずれは KATO でも商品化してもらいたい。本書では囲みのコラムでざっと紹介している。

 車両だけでなく線路、ストラクチャー、オプションなども掲載されている。ウェブサイトで商品情報は掲載されているけど、発売時期など最新情報はそちらに任せるとして商品については1冊にまとめられている本書が重宝することが多い。また、室内灯の取り付け方、車両の分解方法、カプラーや車輪、パンタグラフの交換、線路のポイントの切り替えと通電状態などの説明なども役立つ。こうなるとカタログというより、入門書ともいえそうだ。

 自分が鉄道模型にはまったのはそんなに昔のことではない。まだまだビキナーと言えるけど、ここ2〜3年で車両の数が増えてきた。車両集めの一方で、入手してからまだ一度も動かしていない車両も多くなってきた。それでは何なので。最近は線路をセットしてできるだけ動かすようにしている。そうすると、今度はジオラマを製作してそのなかで走らせたくなってきそうだ。自分の鉄道模型趣味がますますはまっていきそうで怖い・・。


# by kei-u23 | 2019-01-10 09:23 | 模型 | Comments(0)

[福井鉄道]800形 2両が豊橋鉄道へ

 久しぶりに福井鉄道の話題。帰省したときも久しぶりにさくら色のFUKURAMに乗車して、“ハート形”のピンクの吊り輪を確認してきました。
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 ところで福井鉄道からは先日「800形の運用終了、豊橋鉄道に譲渡」というアナウンスがあった。
 800形は名古屋鉄道により2000年に3両(801号、802号、803号)が製造された低床車両だ。美濃町線の廃線により、801号は豊橋鉄道へ、802号と803号は2005年に福井鉄道に譲渡された。802号と803号は低床化を進めた福井鉄道で活躍していたが、輸送力が小さいため、新型車両FUKURAMの導入後は出番は少なくなり、北府駅で留置されていることが多くなっていた。そうしたなかで802号と803号の2両が豊橋鉄道に譲渡されることになったが、これにより“3兄弟”が豊橋鉄道で約14年ぶりに揃うことになる。

 福井鉄道ではこれに合わせて800形車両をデザインした厚紙の「800形 1日フリー乗車券」を発売。残数は残り少なくなっているようだが入手できた。フリー乗車券は2019年3月31日までの土・日・祝日に有効。乗車券の裏側には800形の歴史が簡単に紹介されている。
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 北府駅に800形802号と803号に会いに行った。同駅の整備工場横の留置線に、2両は600形や200形と一緒に留置されていた。おそらくほとんど動くことなくここに置かれていたのでしょう。
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 こちらが802号。
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 こちらは803号。
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 留置されている802号と803号の横を、同じく名古屋鉄道からやってきた「880形」が通り過ぎていく。
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 802号と803号がいつ福井鉄道から豊橋鉄道に旅立っていくのかわからないけど、福井鉄道での活躍に感謝するともに、新天地での3兄弟の活躍を祈りたい。ご苦労さまでした。



# by kei-u23 | 2019-01-07 09:23 | 鉄道 | Comments(0)