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[旅行]大人の休日倶楽部パスで北海道に行く(4) 宗谷岬〜ノシャップ岬

 最北端の地、稚内の気温は約17度で風が強くて肌寒かった。鉄道を使って地方に行くと、駅からの移動手段に頭を悩ます。路線バスがあっても本数は極端に少ないし、時間を有効に使うには車が必要になる。ということで、駅近くでレンタカーを借りて、まずは「宗谷岬」に向かった。ここまで来た以上は日本最北端の地に訪れなければならない。

 国道40号を南に走る。宗谷本線と同じく国道40号も旭川から稚内を結ぶ一般道で、地図でみるとキタカラの横が終点みたいである。稚内港の南側を走って、潮見4丁目で国道40号から238号(宗谷街道)に入って、稚内市郊外に出ると宗谷湾に沿って北上する。天気がよければ海を見ながらのドライブになるが、あいにくこの日は霧雨でしかも風が強かった。稚内駅から約30分ほどで日本最北端の宗谷岬に到着。緯度は北緯45度31分14秒である。

 駐車場に車を駐めて、まずは日本最北端のモニュメントに行く。天気がよければここからサハリンが見えるはずだが、残念ながら見えない。島国の日本で異国が見えるのは宗谷岬の他には、道東エリア、対馬、与那国島である。宗谷岬に来るまで国道に沿って歩く児童の姿を見かけたけど、異国の島影を見ながら通学するのはなんだか羨ましい気もする。
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 宗谷岬には間宮林蔵の像もあった。歴史の教科書にも名前が出てくる江戸後期に活躍した探検家である。伊能忠敬に測量技術を学んだ林蔵が、ここから樺太に渡っていったと思うとなんだか感慨深い。幕府の命とはいえ、林蔵自身も好奇心に満ちた人物だったのだろう。
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 宗谷岬流氷館で「日本最北端到着証明」を記念に買ったあと、食堂最北端で塩ラーメンを食べる。苦手の“もずく”が入っていたけど美味かったです。
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 来た道で稚内市内に戻って、今度は反対側のノシャップ岬に向かった。夏は比較的穏やかなんだろうけど、寒気が入って季節風が強まる冬はどんな光景になるんだろうか? 約40分ほどで稚内市の西部のノシャップ岬に到着。
 ノシャップ岬も北に突き出ている。岬の近くところに陸上自衛隊稚内分屯基地があった。辺境の軍事施設だが旧ソ連時代は緊張感があったんだろうけど、現在はどうなんだろうか? ノシャップ岬の碑とイルカのモニュメントがある惠山泊漁港公園に到着。観光客はほとんどいない。ここからも天気がよければ利尻島や礼文島を望めるはずだが、この時からさらに風が強くなってきた。

by kei-u23 | 2017-07-19 09:23 | 旅行・お出かけ | Comments(0)