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[福井鉄道]200形はこのまま引退らしい・・

 休車扱いで北府駅構内に停まっている福井鉄道「200形203編成」だが、どうやらこのまま引退となると地元紙が報じていた。半世紀前に登場し福井鉄道の全盛期も廃線寸前の衰勢期の両方を見届けてきた200形だから、できれば最後の運転は旧駅名の「武生新」の行先名を付けて福武線本線を走ってほしかった。もしサヨナラ運転をするのなら、なんとか駆けつけて最後の勇姿を見るつもりでいたのだが・・。

 サヨナラ運転をしないのは車検切れの200形を走らせるには整備など多額のコストが発生するためのようだ。新型底床車両「FUKURAM」の導入やえちぜん鉄道との相互乗り入れ、沿線住民や自治体のサポートで、なんとか苦境を乗り越えつつあるとはいえ、そこまでの余裕はないというところだろうか。

 製造された3編成のうち201・202編成はすでに廃車になっている。残った203編成は、越前市が構想しているという「北府駅鉄道ミュージアム整備事業」で保存(動態・静態かは不明)されることになっているようだ。でも同事業が着手するのはまだまだ先のことである。その間、ずっと北府駅構内で放置したままというのはあまりにも可哀想になってくる。

 写真は2014年5月に越前武生駅で撮った200形203編成。「FUKURAM」の第1編成がデビューしたものの、まだまだ第一線で活躍していたころである。

by kei-u23 | 2017-04-14 09:23 | 鉄道 | Comments(0)