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[雑誌]鉄道ファン 2018年5月号

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 「鉄道ファン 2018年 5 月号」(交友社)を入手。

 表紙は東急田園都市線に導入される2020系。
 特集は「一本列島今昔物語」。開業から30年目を迎えた「青函トンネル」と「瀬戸大橋」である。それぞれの開業前後、30年たった現在の状況について、そしてこの30年間に青函トンネル、瀬戸大橋を通った歴代車両など、いろいろな視点から考察している。青函トンネル、瀬戸大橋が開通する前はともに連絡船だったが、松本典久さんの宇高連絡船時代の思い出というパートもある。

 30年目という節目の年を迎えたということは、裏を返せば年数がたって老朽化してきたということでもある。今後は保守などの問題がより大きくなっていく。青函トンネルは北海道新幹線の開業で、新幹線と在来線(貨物)の両方が走るため新幹線の速度が制限されている。今後は140キロから160キロへとスピードアップされるそうだが、根本的な解決にはならない。北海道新幹線の札幌延伸まではまだ時間があるが、それまでに問題を解決できるのだろうか。一方、瀬戸大橋線は在来線が開通しているものの、新幹線が通ることを見込んだ構造になっている。四国新幹線、四国横断新幹線は動きのだすのだろうか?

 車両情報では表紙の東急の2020系・6020系、小田急 7000形、E231系3000番代らの首都圏勢に、叡山電鉄デオ730形「ひえい」と若桜鉄道の「昭和」の観光列車、そしてレール輸送用工臨気動車 キヤE195系なんていうマニア度の高い特殊車両も紹介されている。なかでもすでに営業運転を開始して話題になった京都・叡山電鉄のデオ730形の斬新でユニークな姿が目をひく。“楕円”をモチーフにしたデザインは外観だけでなく客室内も独特だ。この紹介記事だけでも実際に乗りに行ってみたいという気にさせてくれた。

 その他の記事では「私鉄に残るラッセル車 キ100形」が目に入った。キ 100形は弘南鉄道、津軽鉄道で冬場に走っていてテレビ番組で何度か見たけど、実際に活躍している現場に行って間近で見てみたいものである。

・「鉄道ファン 2018年4月号」(2018.3.21)

by kei-u23 | 2018-04-11 09:05 | 雑誌 | Comments(0)