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鉄道ファン 2018年 07 月号」(交友社)に目を通す。発売日当日に購入したのになかなか読む機会がなかったために遅くなってしまった。「JR旅客会社の車両配置表」が特別付録。
表紙は何度も紹介されてきた「E353系」。徐々に中央線の看板列車として認知されてきた特急である。乗車してみたいが残念ながら当面松本方面に出かける予定がない・・。
特集記事は恒例の「JR車両ファイル2018」。2017〜2018年にかけて、JRグループ各社で新車両や消滅した形式や区分番台などが紹介されている。車両に関して精通していない自分にはかなりマニア度の高い記事だが、ピカピカの新車両がデビューする陰には稼働率が低くなった旧来の車両が姿を消していっている。多くは国鉄時代の車両になるわけだが、“国鉄時代の最後の車両が引退!”という見出しの記事がいずれ掲載されるのだろう。直接関係はないが、今月号には「豊田車両センター 189系」や「東武鉄道1800系1819編成」などの引退記事が目立つ。
「どっこい生きてる! キハ28・58」で紹介されているキハ28・58では、現在車籍を有しているのは7両のみだそうだ。急行列車として走っていた記憶はだいぶ薄れてきたけど、いすみ鉄道で走る国鉄色のキハ28 2346 は郷愁にかられる。
レポートでは「JR北海道 石勝線夕張支線レポート」が面白かった。1日5往復で全駅を訪れるのはなかなか難しい。2019年4月1日の廃止が決まったこの夕張支線も全国からファンが訪れるかもしれない。北海道は廃止路線の多さに目立つが、今後、道内の高速道路が整備されるとさらに鉄道に乗らなくなって、幹線ですら廃線となってしまってしまうかもしれない。