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[東京メトロ]地下鉄博物館(東西線・葛西駅)

 東京メトロの「地下鉄博物館(ちかはく)」に行ってみた。地下鉄博物館は東京メトロ東西線の葛西駅に併設されている。地下鉄東西線にはほとんど乗車したことがないので、大手町で東西線に乗り換えたあとひとまず葛西を通り越して西船橋まで行ってから葛西に戻った。
 東京メトロ葛西駅は高架の地上駅で「地下鉄博物館」はその浦安寄りの高架下にある。まず券売機で入場券(大人210円)を購入して改札風の入口から入館。
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 まず目に入るのが展示されている丸ノ内線の「営団300形電車301号車」と、銀座線の東京地下鉄道1000形」。ともにピカピカの赤色と黄色が眩しいが両方とも実際に使われた歴史ある車両だ。
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 保存車両の横には“地下鉄の父”と呼ばれる早川徳次(はやかわ のりつぐ)の胸像があった。同じ胸像が日比谷線の銀座駅にもあるそうだ。早川徳次はロンドンの地下鉄を実際に見て東京に導入することを決意した。地下鉄建設に賛同する人が少ないなか、東京地下鉄道株式会社を設立。1927年12月30日に浅草〜上野間に日本初の地下鉄を開通させる。資金や技術面で大きな壁があったものの新橋まで延伸、その後は東急の総帥五島慶太との激しく争ったけど、早川徳次がいたからこそ現在の東京メトロがあるのでしょう。
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 こちらは早川徳次と争った「東京高速鉄道100形」のカットモデル。
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 展示車両はそれほど多くないが、地下鉄の歴史、建設方法や運営、安全対策などを紹介している。とりわけ展示に力を入れているように思えたのは地下鉄(トンネル)建設の工法だろう。現在は高度に機械化されたシールドマシンを使った「シールド工法」が一般的だが、この工法について模型だけでなく、実際に使われたカッターヘッドやシールドトンネルなども展示されていた。なかなか興味深い。
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 休日だったので来館者の多くは親子連れ(母親と子ども)だ。人気があったのはトレイン・シミュレーターと鉄道模型の運転だった。
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by kei-u23 | 2018-07-26 09:23 | 鉄道 | Comments(0)