3日目の朝も小雨がぱらつく天気。雨は昼前にはあがって午後から晴れてくるという予報だったので、ソウル郊外の水原華城(スウォンファソン)に行ってみることにした。スウォンに行くには地下鉄1号線にずっと乗っていけばいいが、これだと約1時間もかかるのでソウルから京釜線で行くことにした。
地下鉄からソウル地上駅に移動。乗車券は有人の切符売場や専用端末機で購入できる。端末機の場合は、画面で行き先と日時を指定して列車を検索。表示されたリストのなかから乗車希望の列車を選んで購入手続きをすればいい。支払いはクレジットカードが利用可能になっているが、なぜか自分のVISAやMASTERのカードは受け付けてくれなかった。もしかしたら韓国国内で発行されたカードだけが利用可能なのかもしれない。
検索してみると、KTXとムグンファ号が利用できるが、スウォンまでだと到着時間差は5分以内なので、料金の安い9時56分発の「ムグンファ号」の乗車券を購入。金額は大人2,700ウォンだった(約270円)。急いでホームに降りてムグンファ号に飛び乗る。約35分ほどでスウォン駅に到着。駅前の観光案内所でパンフレットをもらってから、市内バスで水原華城(スウォンファソン)に向かう。約10分ほどで「八達門(パルタルムン)」に到着。
水原華城は朝鮮王朝後期に筑城されたユネスコ世界文化遺産に登録されている城郭都市。李氏朝鮮末期に造られた王様の別邸のような建造物だ。八達門のほか、「華西門(ファソムン)」「長安門(チャンアンムン)」「蒼龍門(チャンニョンムン)」の4大門がある。城郭はかなり広くて徒歩ですべてを回るにはかなりの時間が必要だ。そこで八達門から「華城行宮(ファソンヘングン)」(ここは入場料が必要)、長安門、そこから東側の城壁をまわってみることにした。