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[鉄道]鉄道ファン 2019年9月号

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 「鉄道ファン 2019年 9 月号」(交友社)に目を通す。ここ2〜3か月レポートしてこなかったけど、その間も雑誌はきちんと買ってはいた。

 表紙は特集の「グリーン車50年」に合わせ、「JR東日本 首都圏近郊路線を走るグリーン車」。ちなみに8月号の創刊700号から表紙の月号の部分のデザインが変わった。

 特集は「グリーン車 50周年」。ということは、グリーン車の制定とアポロ11号による人類初の月着陸は同じ年だったんだと思いつつ、これまで“何度”グリーン車に乗っただろうか?と自分に問うてみたが、新幹線や在来線の特急でグリーン車を利用したのは数える程度だった。最近ではグリーン車よりさらにグレードの高い「グランクラス」も登場してきたが、やはり自分にはグリーン車は高嶺の花というか、普通車のグリーン車以外は敷居が高い。記事ではグリーン車以前の時代から導入後、グリーン車を併設した列車の歴史、車両、国鉄から JR になってからの変化をまとめている。

 東京五輪まで1年をきったが、オリンピック/パラリンピック前に東京の鉄道を知っておこうという連載記事「東京の鉄道」は、世田谷区・狛江市だ。JRが走っていない世田谷区だが、千代田線に乗り入れている小田急線でJR東日本の車両を見ることができる。

 過去の鉄道遺産を振り返る「宮田名誉編集長と街さんぽ」は鶴見線浅野駅。鶴見線は都会のなかのローカル線としてよく取り上げられているが、ふらりと訪れてみたくなる路線だ。高度経済成長時代には工場を結ぶ線路が多数あり、昭和40年代の初めには工場地帯を走る線路を小型蒸気機関車も走っていたらしい。老朽化した駅舎と雑草に覆われた線路・・、今の姿とセピア色の当時の写真が栄枯盛衰を感じさせる。

 その他の記事では、今号からシリーズとなる「西武鉄道 20m3扉車の系譜」。多くの私鉄が 4扉車を採用しているのに、西武鉄道が長らく3扉車だったのはなぜか?という疑問に応えている。次号からは地方に譲渡された西武鉄道の20m3扉車を迫っていくようだ。このほか「JR西日本の415系800番台」では今、記録に残しておきたい国鉄形車両として、七尾線を走っている415系を紹介している。車両の老朽化で近い将来置換えが予想されているようで、その前にもう一度七尾線に乗車してみようと思った。

・「鉄道ファン 2019年5月号」(2019.3.31)

by kei-u23 | 2019-08-08 09:23 | 雑誌 | Comments(0)