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[雑誌/鉄道]JTB時刻表2020年3月号

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 毎年3月はダイヤ改正をする事業者が多いので卓上タイプの「時刻表」を購入することにしている。すでにJRグループや私鉄の多くは3月14日にダイヤ改正を行ったが、今年も事前に「JTB時刻表2020年3月号」(JTBパブリッシング)を入手して暇があるときにページをめくっていた。“双六”に見える「特急運転系統図」(裏は今月東海道新幹線から引退する700系ポスター)が付録。

 時刻表もページ数は少ないが通常の雑誌のように「今月のトピックス」という特集記事とそれと連動した時刻表が掲載されている。3月号はもちろん今回のダイヤ改正の変更点が次のように簡潔にまとめられている。

・東海道新幹線「のぞみ」が12本ダイヤに
・E261系「サフィール踊り子」デビュー
・山手線49年ぶりの新駅「高輪ゲートウェイ」開業
・中央線・総武線の運転系統変更
・常磐線が9年ぶりに全線復旧!

 このなかで注目なのは「常磐線の全線復旧」だろう。東日本大震災によって壊滅的は被害を受けた常磐線は段階的に復旧、運転再開をしてきたが、最後に残っていた福島県浪江〜富岡間が3月14日のダイヤ改正に合わせて運転再開、ようやく全線復旧となった。ニュースでも報じられていたけど本当によかった。

 常磐線(いわき〜仙台)の時刻表をみると、特急「ひたち」が品川〜仙台を1日3往復(下りは上野発が1本)運行される。ちなみに手元にある震災前の2009年5月号(JTB時刻表の通巻1000号記念号)をみると、当時は上野〜原ノ町間1往復、いわき〜仙台間下りのみの「スーパーひたち」が運行されていた。震災からの完全復興はまだまだ先が見えなくて不安だが、常磐線の全線運転再開は一歩前進と言えるに違いない。
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 ところで新しい時刻表を手にしてまずどのダイヤを確認するだろうか? 自分の場合、やはり実家のある北陸線のページのことが多い(これは癖みたいになっている)。今回も大きな改正はないけど、昨年くらいから北陸新幹線が敦賀まで延伸したときを意識したダイヤに変わってきた感じがする。
 先の2009年5月の時刻表で当時の北陸線を確認してみたら、大阪・名古屋〜金沢・富山間を走る「サンダーバード」と「しらさぎ」のほか、金沢〜新潟間の「北越」、金沢・福井〜越後湯沢間の「はくたか」、そして大阪〜新潟間の寝台急行「きたぐに」、大阪〜青森間の寝台特急「日本海」、上野〜金沢の急行「能登」、寝台特急「北陸」、大阪〜札幌間の「トワイライトエクスプレス」などなど、“特急銀座”にふさわしいなんて賑やかで豪華なダイヤだったのだろう!
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 北陸新幹線が敦賀まで開業したとき、北陸線はさらに分割・第三セクター化されるから、この2009年5月当時のダイヤを懐かしむ気分は一層高まるんだろうと思います。


by kei-u23 | 2020-03-16 09:23 | 雑誌 | Comments(0)