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[雑誌/鉄道]:鉄道ファン 2020年5月号

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 「鉄道ファン 2020年 5 月号」(交友社)に目を通す。

 表紙は先月号の新車ガイド速報にも紹介されていたJR西日本の「WEST EXPRESS 銀河」。ただし今号での紹介記事はありません。予定通り2020年5月8日から夜行特急列車として運転されるのだろうか。

 特集は「山手線E231系時代」。山手線は割合短いサイクルで新車が登場している。現在、山手線の顔になっている E235系が試運転で登場したのが2015年の夏。その後不具合が見つかって営業運転は2016年3月からになった。登場時、情報端末のようなE235系のフェイスが印象的だったが、いつの間にか慣れてしまっている。そのE235系の前に走っていたE231系500番台の登場背景から導入、その後の変化、そしてE235系導入による終焉、2020年1月20日の最終運用まで約18年間を振り返っている。山手線からは去ったが、E231系500番台は中央・総武緩行線に転籍。まだまだ活躍してくれるのは嬉しい。

 “来る人あれば去る人あり”の言葉がぴったりなのが新車速報で紹介されている「N700S」と、東海道から姿を消す「700系」だろう。フォルムが似ているのでかつての300系や500系の時ほどの感慨は正直言ってないけど、デビューして初めて乗車したときはワクワクしたことを思い出す。

「単独では維持困難とする路線」10線区13区間の状況を解説した「JR北海道 ローカル線 最新事情」では宗谷本線と留萌本線を取り上げている。前者は存続、後者はバス転換(提案路線)としている。前者は存続に向けてイベントや観光列車が企画・実施されているが、後者は厳しい状況だ。道内の高速道路の整備が進むことで鉄路は不要ということになっていきそうだが、なんとか鉄路を残すことはできないかと、JR北海道の記事を読むたびに思う。

 東京五輪に合わせて企画された連載「東京の鉄道」は品川区。残念ながら五輪は延期になったが、ここはかつて生活していたエリアであった。通勤で利用したこともある京急の「新馬場」はすでに高架駅になっていたが、各停しか停まらない駅にしては立派だなと思っていた。この記事で新馬場の高架前や高架化の事情について初めて知る。

 このほか、置き換えが決定した七尾線の“最後の急行電車”クハ455形700番台、神奈川臨海鉄道塩浜機関区のDD601の全般検査、入換運転を見る(郡山・竜王)などの記事も楽しく読めた。


by kei-u23 | 2020-04-08 09:23 | 雑誌 | Comments(0)