KATOの24系 寝台特急「日本海」のメイクアップ作業の最後は11号車の「カニ24-511」である。調べてみると、カニ24-511は現在、秋田県の「小坂鉄道レイルパーク」に保存されているようだ。
さてシール貼りの前にまずカプラーを交換。アーノルドカプラーからナックルカプラーへの交換だが、毎回板バネが外れてそれなりに苦労する。床下に連結器を取り付ける時、ジャンパー線の狭い空間に通す必要があるので交換するのに時間がかかった・・。
電源車のシール貼りは、これまで作業してきた寝台車とは違った作業だ。実際に電源車のなかを見学した経験がないので内部がどうなっているのかよく知らないが、模型のカニ24-511をみると「乗務員室床」「機関室床」「荷物室床」の3つのスペースに分かれている。それぞれのスペースにマッドタイプとフィルムタイプのシールを貼り付けていく。貼るシールは、寝台車の時より数は少ないものの、シールの形は単純な四角形ではなく凸凹のある多角形だったりまたは曲線だったりするので、カットするときに気をつかう。できるだけ切れ味の鋭いカッターを用意したい。
以下は説明書に従って貼った電源車内の各部分の様子。電源車なので当然ですが仕切りのカーテンや窓に貼るブラインドはないので、これまでより比較的短い時間で終了。
10号車側にある乗務員室。
続いて機関室。ディーゼル発電機が2基設置されている。もともと再現されている発電機を包むようにシールを貼った。実際にこの2基で客車の冷暖房や照明の電源を供給していたのだろうが、発電機が発する音は相当大きかっただろうし、また熱もこもっていたと思われる。
こちらは荷物室。電源車にこんなスペースがあるとは・・。今回初めて知った。それなりのスペースがありそうだが、どんな荷物をここに収納して運んでいたんだろうか?
室内灯ユニットと集電シューを取り付け、ボディの屋根裏に照明板を装着する。照明いたは10号車と同じく少しカットする必要があった。ボディをはめてみるとこんな感じ。室内灯を点灯すると小さな窓からは機関室の様子が窺えます。
ということで、かなり時間がかかりましたが、24系寝台特急日本海のメイクアップ作業は終了です。近日中にEF81機関車に11両を牽引させてみようと思います。